お寿司屋さんのカウンターで、
こはだや玉子を最初に注文すると
“通”だ!という話を聞いたことがありますが
(そのお店の実力がわかる品だから、とのこと。)
回らないお寿司屋さん慣れしていない私は、
おまかせでお願いしてしまいます。(笑)
とはいえ、味覚を意識してみると、
食べる順番がおいしさを左右するのでは?
と、ふと思いました。
例えば、私がいろんな種類のお茶を
テイスティングする時は、
やさしい味わい(または香り)の
ものから順に味を確認します。
人の味覚はとても敏感なため、
先に味の濃いお茶を口にしてしまうと、
その味が口に残ってしまい、
後に飲むお茶の味が
わかりづらくなってしまうからです。
そのようなことも踏まえて考えると、
お寿司の場合、
淡白な食材(白身魚、イカ、タコ、貝類等)
↓
脂身の濃い食材(マグロ
↓
ガリ、又はお茶で、一旦リセット
↓
光りものの魚
↓
ウニや穴子などのしっかり味のもの
↓
巻き寿司
このような順番でいただくと、
それぞれの食材のおいしさを
堪能することができそうです。
実際に“おまかせ”でお願いした場合、
淡白なネタから順にお出しする
職人さんが多いようです。
ただ、お店によって味の違いもあるので、
私の場合、
玉子の味が思ったより甘かったりすると、
その後にはさっぱりとした
こはだ等を食べたくなります。
甘いたれの穴子の後には、
塩気のある納豆を食べるのが好きです。
(お寿司屋さんの納豆巻きは、
市販の納豆より甘味が少なく、
きりりとした塩味のものが多いので。)
こんな風に、
自分なりのおいしい順番が見つかると、
お寿司の食べ方も
楽しくなるかもしれませんね。
(asami)
(石司麻美)