SupriseFOODプロジェクトタイトル
2016/3/25
Surprise FOOD プロジェクト 2016
高柳製茶さん/革新の企業・事業・商品VI開発

創業110年の製茶問屋。

20年前、他のお茶屋さんに先駆けてお茶クッキーを作り、
その後もダックワーズなどのオリジナルスイーツを開発。

卸しの比率が多いので製茶事業が中心だったが、
東京や横浜の消費地でお茶の売上が落ちてきており、
卸しだけでの成長は見込めないため
リスク分散のためにスイーツ事業を伸ばしていきたい。

そのためにパッケージを刷新したい、
小売店の売上をもっと伸ばしたい、
通販事業も強化したい、
という今後の展開についてのご相談。


ダックワーズのブランド戦略などについて打ち合わせ

〇ビジネスを運営するには
「客寄せ商品」と「受皿商品」が必要。
・客寄せ商品…利益は上がりにくいが、
話題性で集客できる商品。広告と考える。
・受皿商品…日常的なものだが、
誰もが買いやすく利益が上がる商品。
・「牧之原」はお茶処だと知らない人には
客寄せにならない。→パッケージに高柳製茶の
固有ブランド名を入れて記憶させ、
社会的価値に育てる。

〇事業を仕分けし、相乗効果を目指す。
高柳製茶さんが展開している事業は以下4つ。
❶お茶のブランドメーカー事業
❷お茶のOEMメーカー事業
❸お菓子のブランドメーカー事業
❹お茶とお菓子のショップ事業。
・お菓子のブランドメーカーとして認知度を上げ、
その社会的信頼で他事業の売上UPにつなげる。

などをアドバイスさせていただきながら
5回ほど会議を重ね、革新のブランドとしての
企業VI(アインデンティティ)、
お菓子事業VI「茶菓の森」、
ダックワーズの商品VI「cha・tsubu」と
ブランドとパッケージを開発しました。


革新の企業VI


ダックワーズ商品「Cha・tsubu」

2016/3/18
Surprise FOOD プロジェクト 2016
コマツネオプランニングさん/バラを使ったお弁当とブランド開発

90年続く和食店。
現在の3代目が地元食材を使った
新メニュー開発に取り組んでおり、
島田名産のバラを使ったバラいなり寿司などを開発。

自社店舗やイベントなどで販売しているが、
首都圏のアンテナショップなどにも置いて
静岡県の新しいイメージとして販売したい。
そのためのパッケージ、ブランディング、
販促などについて相談したいとのこと。


ブランディングの意義やターゲットなどを情報共有

そこで、既存事業とは別の事業と考える、
モノを売るのではなくコトを売る、
事業名を記憶してもらうブランディングを展開する、
などをアドバイス。


バラを使ったメニュー開発

5C戦略に基づき、
ターゲットや新商品提案を設定しました。

○誰に/たまには贅沢なものを食べて
豊かな気持ちになりたい、SNSにUPするオシャレで
話題性ある情報を求めている30代~の女性。

○何を/「島田ばらイズム弁当assort」
バラをテーマにした見た目もオシャレな幕の内弁当。

○誰と戦い/デパ地下や駅中で売られているような
高級弁当、高級惣菜。

○どう売る/地元のイベントや
首都圏のデパ地下催事などに出店し露出度を上げる。
ファンになってくれた人、もしくは食べてみたいと
思った人が料理店へ食べに来てくれることで、
飲食店部門の新規獲得にもつなげる。

○誰が/香る・華やぐ・バラフード「ばらイズム」事業。

そして、「島田ばらイズム弁当assort」を開発。


見た目も味も華やかな和洋の2段弁当が完成

これを客寄せ商品として、
市内外に島田市名産をアピールしながら集客を図り、
通常メニューである「受皿商品」につなげようと
取り組んでいます。


ばらイズムブランドのパッケージやツール

2016/2/24
Surprise FOOD プロジェクト 2016
山上水産さん/魚と野菜を使った甘くないジャム開発

佃煮製造販売業。
ライフスタイルの変化により佃煮の売上が減少。
購買層が高齢化しているため、
若い世代に好まれる商品開発に取り組みたいと、
平成25年度ネオ焼津プロジェクトに参加されました。


魚を使った新しいシーフードジャム開発に挑んだ山上水産さん

魚を使った新しい食のライフスタイルを模索する中、
当時こだわりパンやホームベーカリー人気など
パン好きが増えていることに着目し、
パンにつける甘くないジャム
シーフードジャム」をV.W.STORKが提案。


ハーブ、チーズ、スパイスなどいろいろな素材を試行錯誤

「朝パンをちょっとリッチにヘルシーにする
シーフードジャム」をコンセプトに、
魚と野菜を使って商品開発に取り組みました。


V.W.STORKでも、パンに塗って食べる、焼いてから塗って食べる、
塗ってから焼いて食べるなどを検証

従来の佃煮事業と全く違うターゲットに対し、
製品・商品のブラッシュアップ、
ブランディング戦略、事業化などをアドバイス。

プロジェクト終了時には、
鰹と海苔、鮪と南瓜、鮪とトマトの
3種のシーフードジャムを完成しました。


「シーフードジャム」3種(鰹と海苔、鮪と南瓜、鮪とトマト)

山上水産さんは
この商品開発により経営革新計画を取得、
平成26年ふじのくに新商品セレクション金賞を受賞。

さらに話題性ある商品で存在を知らせたことから、
平成28年には従来の佃煮商品が
相次いで新聞や雑誌で紹介され、
売上増加へつながる結果に。

日ごろ望月が言う「客寄せ商品の話題性で集客し、
従来の受皿商品へつなげる」戦略を
実践してくださいました。


パン屋さんなど売場へ提案するラックやPOP


贈答用パッケージ

2016/2/16
Surprise FOOD プロジェクト 2016
山田給食さん/究極の幕ノ内弁当開発

先代から引き継いだ給食業を営む山田給食さん。

コンビニやお弁当屋など競合の増加で
価格を抑えて販売するため利益が出ない。
今の状態をなんとかしたいと
平成27年度の三島NEOプロジェクトに参加。


ご夫婦でプロジェクトに参加された山田給食さん

大量生産できない中小企業は、
安売りすると忙しいだけで儲からない。
高付加価値、高単価、
小ロットビジネスを目指すべきとアドバイス。

三島で昔ながら食べられてきた甘じょっぱい総菜の
お弁当を作りたいとのことだったので、
話題性のある高級弁当と特徴ある三島のお惣菜弁当、
そしてブランド開発に取り組みました。


究極の幕ノ内弁当パッケージ

高級弁当は、
価格1万円の究極の幕ノ内弁当を目指し
通常の原価率ではあり得ない最高級の食材を厳選。

また、1500~2000円の価格として、
地元三島で昔から親しまれてきた
おいしい総菜を盛り込んだお弁当、
食材の色を黒、赤、金で統一して
見た目のインパクトも狙ったお弁当の合計5種を開発。


見た目は派手ではないけれど高級食材が盛りだくさん

先代の屋号だった「魚敏食堂」を
ブランド名に冠したロゴマークなどを整えました。
その後、イベント出展などでPRに取り組んでいます。


ロゴマークを入れたテーブルクロスでブランドをアピール

2016/1/24
Surprise FOOD プロジェクト 2016
山一園製茶さん/洋食をおいしくする緑茶開発

自社店舗で緑茶を販売する製茶問屋。

昔ながらの緑茶ファンが高齢化し、
このままだと減少してしまうことに危機感を感じ、
新規で若い世代を取り込む商品開発をしたいと、
平成26年度ネオ焼津プロジェクトに参加。


ご夫婦で取り組まれた山一園製茶さん

ここで望月と出会い、緑茶産業を取り巻く状況や
5C戦略に基づいた市場調査を行い、
どんな可能性がありそうかイメージを共有。


緑茶の現状と可能性などを分析

コーヒーや紅茶にはできず、
緑茶にできることは何か?
それは食事の味を邪魔せず
スッキリ切り替えたりおいしくすること。

そこで、「洋食をおいしくする緑茶」
開発に取り組みました。


試食会ではディスプレイやコスチュームにもこだわりました

当初は社長お一人での参加でしたが、
途中でたまたま参加した奥様が
「ハーブやドライフルーツをブレンドした
洋食をおいしくする緑茶」という
望月の戦略を聞き興味深々。

もともとハイセンスな方で、自分の個性を発揮し、
「ドバイでも売れるブランドに育てたい」と
最高級素材や洗練された茶器、人気のスイーツ、
洋食メニューなどを取り込み、
山一園製茶の新事業となる土台を創り上げました。


プロジェクト終了時、焼津市長へ取り組みを報告

この緑茶は、日本茶AWARD2015
ナチュラルフレーバー部門審査員特別賞を受賞。

このプロジェクトで開発した
洋食をおいしくする緑茶「Scent of TEA」は
奥様のブランド。

その後、ご主人のブランドとして、
緑茶本来の味を楽しむ「山一園茶楽助」を開発。

二人三脚で
新しい緑茶ファンの獲得に取り組んでいます。


洋食をおいしくする緑茶ブランド「Scent of Tea」と商品「彩食香茶」


ギフト用パッケージ


ご主人のブランド「山一園茶楽助」と商品パッケージ

2016/1/21
Surprise FOOD プロジェクト 2016
ゑび寿亭さん/事業ブランドと商品開発

1972年創業の藤枝市で長年愛されてきた割烹店。

藤枝市の6次産業化支援を受け、
3年かけて「白身魚のお抹茶しゅうまい」を開発したが、
今後どう展開したらいいかというご相談。

製品開発はしたものの、ターゲットや
売り場設定が明確でないため、
商品化、事業化が確立していない様子。

従来のショップビジネスから
初めてブランドメーカーへの多角化を図ったけれど
ブランディングや販路拡大が課題でした。


お抹茶しゅうまいは「茶月夜」とネーミングしパッケージも刷新

そこで、中小企業は
高付加価値・高単価で売らなければ利益が出ない。
また、新規獲得のためには客寄せ商品で集客し、
受皿商品につなげて利益を上げる戦略などを指導。


ずわい蟹を使ったしゅうまい「藤娘」

○ブランドメーカーとしてのロゴマークを整える
○「しゅうまい」だと一般名称で記憶されないため、
固有名称の商品名を付ける
○売り場はスーパーではなくデパ地下などを想定する
○品質の良さが伝わるパッケージにする
○ブランドの幅を広げるために
商品ラインナップを揃える

などをアドバイスし、
事業VI(ヴィジュアルアイデンティティ)や
パッケージを開発しました。


しゅうまいをおいしくする「梅ぽん酢」を開発


贈答用パッケージ


藤枝にある割烹をイメージした紙袋


看板を立ててアピール

2016/1/10
Surprise FOOD プロジェクト 2016
神戸醤油店さん/ショップビジネスと甘酒じぇらーと開発

最初のご相談は、現状を打破したいが
ビジネスの全体像が見えないということからでした。

創業80年の手作り味噌・醤油店。

バブル崩壊後、売上が減少。
冬期に1年分の麹を集中して製造するため、
足りなくても追加できず、
売れ残れば廃棄しなければいけない。

年間を通して安定したビジネスにしたい
というご内容。

味噌・醤油を手作りしているため、
従来のビジネスを
ブランドメーカーだと思っていましたが、
実店舗を構えているため実は
一般消費者が相手のショップビジネス。

ショップビジネスとして
誰をターゲットにどんな商売をするか、
意識革新と戦略構築が必要、
などというお話をさせていただきました。


産業や競合の状況について調査し情報共有

その後、古い店構えを活かして
軒先に大きく「麹」の文字と店名を入れた
日除け幕を張ったり、
商品ラベルを作り替えたりなど
徐々に「商品」としての店を整え、さらに
小学校やイベントで出張手作り味噌教室を開いて
味噌の楽しみ方を伝えるなどの活動をされています。

こちらは、甘酒を使ったアイスクリーム。


神戸醤油店さんのオリジナル商品「甘酒じぇらーと」

富士山麓の観光地などで販売し、
「神戸醤油店」の名前を広く知らせる
ブランディング戦略商品として開発しました。