昭和22年創業の佃煮製造販売業。なまり節から製造する佃煮メーカーが多いのに対し、同社は鮮魚から手作りする高品質な佃煮が自慢。しかし、ライフスタイルの変化により佃煮の売上が減少。購買層が高齢化しているため、若い世代に好まれる商品開発に取り組みたいとの相談。パン食が人気であることから、佃煮製法を活かした甘くないジャム「シーフードジャム」を開発し、若い世代への訴求を図った。目新しい商品であったためメディアでの露出が増え、そこから従来の伝統的な佃煮につながり、佃煮の売上が増加。革新ブランドを客寄せに、伝統ブランドである受皿につなげる戦略のお手本的な例と言える。

ブランド紹介

従来の佃煮事業は既存客向けの「伝統のブランド」であり、今回取り組むんだのは、若い世代をターゲットにした「革新のブランド」開発。これまでにないサプライズフード開発に取り組む企業の意気込みを込めて、「食にショックを!Yamajo」を革新のブランド名とし、その中のひとつのカテゴリーとして「Sea Food Jam」ブランドを開発。リッチな朝食提案ブラントとして、金を基調のロゴマークにした。

パッケージ紹介

パンに塗るものとしてスプレッドやリエットがあるがあまり一般的ではないため、敢えてジャムの名称を使い、パッケージにもパンの写真を入れて、魚を使ったパンに塗るものという使い道が一目で分かるように表現。馴染みのない新しいものなので、中味が見えるように透明袋のパッケージを使用。ラベルをシール対応にすることで、初期費用を軽減した。

製品紹介

パンに塗るものと言えば甘いジャムが中心で、忙しい朝にちゃんとした調理パンを作るのは大変。そこで、塗るだけでおいしくてヘルシーな調理パンになるシーフードジャム3種(鮪とトマト、鰹と海苔、鮪と南瓜)を開発。見た目の色合いや風味の違いにもこだわった。パンに塗るだけ。そのままでも、塗って焼いても、焼いてから塗ってもおいしい。魚が苦手の人でも簡単においしく食べられる。老舗の佃煮メーカーが、今の時代に合った新しい魚食のあり方を提案した製品。