サバビアン

創業180年、干物や焼き魚、塩辛などを製造する焼津の水産加工品メーカー。特にさば商品には定評があり、先代が手掛ける黄金色のシメさばの品質には絶対の自信あり。しかし、既存客の高齢化や、歴史があるのにブランド力がついていないなどの将来を問題視した次世代を引き継ぐ娘さんが、今までのさばのイメージを覆すような女性向けの商品開発とブランディングに取り組んだ。

サバビアン
さば一筋に歩んできた会社が、次世代へ向かうための新たな商品を提案する革新のブランド。サバリアンというブランド名は、さば好きな人を擬人化したもの。さばは通常、塩さばや味噌煮など和風の料理が多いが、さばはもっといろんな楽しみ方ができるもの、オシャレなものとして女性向けの商品を展開する。ロゴマークのモチーフとなっているのはさばであり、「女」という字にもなっている。脇に添えた小さなダルマ型のハンコのマークは、伝統を意味すると同時に、∞無限と七転び八起きの精神を表している。

サバビアン
さばは通常、塩さばや味噌煮など和風の味付けが多かったが、これまでのイメージを覆す女性向けの洋風のおつまみを開発。従来のシメさばは木目調の手板でいかにも和風だったが、黒い手板にすることでイメージを刷新。ワインのイラストを入れておしゃれなおつまみということが分かるようにした。身がきれいに見えるようにパウチを使用。紺や銀のラベルにすることで高級感を出し、説明書きは裏に入れるようにして専門店販売用のパッケージにした。フックは波頭になっている。費用をかけずオシャレに見えるパッケージを工夫。

サバビアン
サバ老舗の目利きで選んだ最上級の国内産の真サバを使用。フランス式のクールブイヨンという手法でサバ独特の臭いを抑えるなど工夫を凝らし、ワインやパンに合う洋風サバ料理を開発。「サバタパス」は、ピリリとした胡椒の刺激と赤穂の天日塩のシンプルな味わいのブラック&ピンクペッパー、さっぱりとした口当たりのイタリアン、こくのある味わいのチーズクリームの3種。「サバマリネード」は、イタリア産有機バルサミコ酢のまろやかな酸味とドライフルーツの甘味で、従来のシメサバのイメージをガラリと変えたふくよかな味わいに。「サバリエット」は、ほんのり甘味のある真サバに白ワインや香味野菜、サワークリームを加え、高級バゲットをイメージして贅沢な味わいに仕上げた。

 

 

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