相談当時、鹿肉と猪肉の食肉処理業と販売業を開始して2年目。精肉店という形態ではなく、自社の飲食店で、欲しい人に家庭用として金・土のみ提供していた。プロのハンターにお願いしているため、品質の良い肉を安定供給できるのが強みで、もっと鹿肉の拡販を図りたい。しかしまだ未成熟の産業であるため、需要と供給が整っていないのが課題。新しい商品、馴染みのない商品の場合、その魅力や楽しみ方を知らせる啓蒙活動から始める必要がある。そこでまず自社商品を開発し、鹿肉ファン作りから開始すること。その際、徹底して自社ブランドを記憶させるブランディング戦略を展開することなどをアドバイスした。

ブランド紹介

ジビエというと西欧のイメージがあるが、日本人も昔から鹿や猪は食べており、本来の日本食と言える。さらに半養殖の海外ジビエと違い、日本では野生の鹿だから薬や人工飼料を一切使っていない健康食品。そこで、日本の天然ジビエを相称するカテゴリーとして、Natural Japan GIBIERブランドを開発。さらに、この企業のオリジナルブランドとして、昔からの鹿の呼び名である「紅葉」と猪の呼び名である「牡丹」をモチーフに、MOMIJI-BOTANという上品で印象的なブランド名とロゴマークを開発。

パッケージ紹介

世の中で売られている鹿肉商品は、筆文字などを使った野性的、男性的なものが多い。それらとは一線を画して、特別な非日常の食卓にふさわしい、上質さが伝わるパッケージを開発。ロゴが和風モダンであるため、パッケージは逆にあまり和風イメージにならない工夫をした。

製品紹介

どんなに良質な肉でも適切に調理しないと、ジビエはおいしくないと思われてしまう。そこでジビエのおいしさを知ってもらう入口商品として、きのこと鹿肉のトマトソース、コンソメと鹿肉のバジル風味、鹿肉とやさいのシチュー仕立て、こしょうのピリ辛鹿ロース煮などの「ベニソンブレゼ」をフレンチレストランのシェフと共同開発。精肉とソースを加圧調理袋に入れ、レンジでチンするだけでおいしいジビエ料理が味わえる画期的製品。さらにソーセージやロースト、スープなどの開発にも取り組みラインナップを揃えている。